こんにちは。のすとです。
今日は、このブログをご覧になってる方にはおなじみ、うちの暴れん坊将軍、こむぎのお話です。
いつものように脱力な記事が書けると良かったのですが、あまり良くないお話になりそうです。
気になった方だけ読んでいただければと思います。
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最初にこむぎの様子がおかしいと気づいたのは、今月の5日くらいのことです。
いつも元気なこむぎが、立ち上がるときによろけるようになりました。
歩き方にも覇気がなく、常にふらふらしています。
「コイ」で呼んでも知らないふりします。
ケージに入るときの3センチくらいの段差をまたげずに、躊躇します。
トイレの前の段差も越えられず、結局ケージ内のリビング部分で排泄してしまいます。
こういったことが3日ほど続きました。
さすがにこれは異常だと思いましたので、8日に病院に連れて行きました。
一時期太っていた頃からベタ足で、散歩をしていてもいちばん後ろ(かかと部分)のパッドに擦り傷ができるほどなので、関節炎を疑ったのですが、先生に、気温などの関係で体調を崩したのかもと言われ、熱を計ったところ、39.4度ありました。
こむぎは病院に行くと興奮するので、いつも体温は高めなのですが、以前に嘔吐・下痢で連れて行った時でも39.1度だったということで、抗生物質を飲んで様子を見ることになりました。
ただ、左前脚の爪が上向きになるほど足の関節が歪んでおり、他の足も歪みが見られ、かなり進行した変形性関節炎の症状が出ているとのことでした。
こむぎはまだ3歳ですので、リウマチなどの老化が原因の関節炎は考えにくく、また足を触っても痛がらないのでヘルニアとも思えないことなどから、出された診断が、「TGF」でした。
これはざっくり言うと、先天性の免疫不全で、TGF-βという免疫物質が多すぎるために起こるものだそうです。
自分の免疫が悪いほうに作用するアレルギーやなんかと似たシステムのようです。
詳しくは→こちら。(循環TGF検査を行っている会社さんのサイトです)
TGFの症状としては、
皮膚が異常に伸びる
先天的な骨の異常
という状態から判断するとのことです。
こむぎの皮膚の伸展率は20%以上。
レントゲンの結果から、骨の中の隙間が大きく、また肋骨がひと組欠如していることもわかりました。
循環TGF検査は行っていませんが、両方当てはまっているので、変形性関節炎の原因もほぼこれで間違いないだろうということでした。
TGFが多い子は、皮膚や視力、関節、心臓や腸などに問題が出てくることが多いそうなのですが、まだ研究段階の疾患ということで、症例もあまりなく、確定的な治療法がないらしいです。
今のところ、ヒトの症例では亜鉛が一定の効果があるということで、亜鉛のサプリメント剤などが治療に取り入れられてきているそうです。
こむぎも、現在は亜鉛の多く含まれる漢方薬で様子を見ています。
今後は、亜鉛でTGFの減少を促しつつ、関節炎からくる痛みがひどくなればそれを抑えていくということになりそうです。
今思い返すと、こむぎの場合は、
生後4か月でのストルバイト結晶
治りにくい外耳炎
1年ほど前から、お散歩を嫌がるようになった
と、ちょっとおかしいなと思う部分がちらほらとありました。
結晶はフードを変えて対処、外耳炎は耳掃除をこまめにすることで対処、お散歩は、普段行かない人と一緒に行くなどすると喜んで歩くということもあって、どれも気にはしていませんでしたが、TGFがいろいろな症状が複合的に出てくる疾患ということもあり、今となってはそれが原因だったのかもしれないとも思っています。
もしこういった症状がいくつか出ている子が他にもいらっしゃいましたら、病院に相談してみることをおすすめします。
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一時は立ち上がることもできないほどでしたが、熱が下がった現在は、体調を崩す前に近いレベルまで動けるようになりました。
まだよろよろはしますが、自分でトイレにも行きますし、うれしいことがあれば小走りをすることもあります。
関節に負担をかけないように、お散歩などの運動は控えていますが、食欲もありますので、抱っこで外に連れて行ったりなどはしています。
私にできることはあまり多くありませんが、無理せずにできることをやっていこうと思っています。
このブログも、これからは、いつもの私のくだらないつぶやきのほかに、こむぎの闘病記としても使っていくつもりです。
今後とも、頼りない飼い主とこむぎをよろしくお願いいたします。
とりあえず、お金貯めてカメラでも買おうかしらね!
携帯の写真では限界を感じていますw

「この粉、おいしくないのよ。。。」
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